研究者のコピペと捏造
時実 象一 著
研究者のコピペと捏造
在庫あり
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ISBN
四六判  238頁  


内容紹介
研究不正の原因は,名誉・名声と地位であり,時にはしがらみです。研究者もひとりの人間であり,その倫理性に特別違ったところはありません。
本書では,研究不正を類型に分けて詳しく分析し,研究者はなぜ不正に手を染めるのか,どうしたら不正を防げるのかについて考えます。
目次
序 研究不正の鳥瞰図

第1部 研究不正とはどんなものか
1 歴史を振り返る
2 研究不正にはどんなものがあるか
3 学術論文が出版されるまで
4 論文撤回とリトラクション・ウォッチ
5 研究の再現性
6 撤回された論文を知らずに参考にする研究者

第2部 メディアを騒がせた大事件
1 全部ウソだった高温超伝導
2 韓国をゆるがしたES細胞事件
3 エイズ・ウイルス発見一番乗りと捏造
4 にせの人工元素
5 自分で埋めた旧石器発掘捏造
6 アニリール・セルカン事件
7 森口尚史事件
8 STAP細胞事件

第3部 データの改竄・捏造
1 大阪大学教授 下村伊一郎事件
2 東京大学教授 多比良和誠事件
3 理研データ改竄事件
4 東京大学分子細胞生物学研究所教授 加藤茂明グループ事件
5 東京大学分子細胞生物学研究所教授 渡邉嘉典事件
6 京都大学iPS細胞研究所事件
7 ノバルティス社 高血圧治療薬ディオバン事件
8 アルツハイマーJ-ADNIプロジェクト事件
9 撤回論文数世界第一位 東邦大学准教授
10 琉球大学教授の画像改竄
11 そのほかの改竄・捏造事例

第4部 剽窃・盗用
1 剽窃の調査
2 海外での著名な事例
3 わが国の事例
4 著作権

第5部 研究者の人間模様
1 酸素は誰が発見したか
2 ノーベル賞
3 研究成果の横取り
4 ハラスメント
5 胃カメラ開発
6 研究者を食い物にするビジネス

第6部 研究不正は防げるか
1 研究不正はなぜ起こるか
2 論文の自動チェック
3 論文の審査で不正は見抜けるか
4 さまざまな指針
5 米国研究公正局
6 データのオープンアクセス
7 そのほかの仕組み
8 研究不正はなくなるか



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